姶良西部森林組合

お知らせ

公開日:2024年02月20日

新しい木材選別機の設置工事が完了しました

 蒲生木材流通センターの木材選別機は平成10年にセンター開場とともに稼働を始めました。それから20数年が経過し、老朽化が著しく頻繁に故障を起こし、それを修理しながら木材の選別を行っていました。おそらく県内にある木材選別機では最も長く使用された機材になると思われます。

 令和4年度の補助事業で新しい選別機を導入予定でしたが、資材、特に半導体などの電子部品の供給不足から工事着工が遅れ、漸く令和5年9月に工事が始まりました。その後は順調に工事が進捗し、令和6年2月19日に組合の完成検査を実施し、請負契約書並びに仕様書通りに完成していることを確認し、引き渡しを受けました。検査前に約1週間程度試験運転をしながら機械の調整を行い、問題なくしっかりと作動し、前の選別機と比較しても選別精度、選別速度等が格段に良くなり導入効果は極めて大きなものがあると感じています。

 今後は組合員の皆様の山林を含めて、山から伐り出されてきたスギやヒノキをしっかりと選別して、製材所、合板、木材加工、輸出等の事業所の皆様に安定的に木材を供給しながら、組合員の利益増大に繋げて参ります。

永い間良く働いてくれました 。新選別機の本格稼働に伴い、今後解体撤去します。

径級(木の直径)の大きい丸太が増えており、木の重量もかなり重くなってきているため、選別機も頑丈に作られています。試験運転の段階で選別速度が速くなり、以前より径級の大きい丸太の選別も出来るようになったことから、旧選別機に比べて1.5倍程度作業能率がアップしています。